
2012年のマスターズ最終日は、
史上4人目となるウェストヘーゼンのダブルイーグル(アルバトロス)で幕開け。
2番ホールでのダブルイーグルは長いマスターズ史上初めてのことでした。
ウェストヘーゼンはこれで一気に3打伸ばし10アンダー。
同組のババ・ワトソンに4打差をつけトップに躍り出ます。

差をつけられながらも2番、5番でバーディを奪取し、
ジワジワと追い上げるババさん(ババ・ワトソン)。
しかし6番ホールパー3のティショットはグリーンを捉えることができず。

一方のウェストヘーゼンもグリーンを捉えられず、アプローチも不発。
グリーン外からのパーパットを強いられます。

しかしこれがナイスパット!
見事なパーセーブで窮地を切り抜けるウェストヘーゼン。
さすが全英の覇者、簡単にはスコアを崩しません。
同じくグリーンに乗せることができなかったババさんですが、
こちらもナイスアプローチでパーセーブしています。

そして続く7番パー4。
少し右に曲げたウェストヘーゼンのセカンドショットは…

この位置まで寄せるナイスショット!
しかし残念ながらバーディはならず、スコアは9アンダーのまま。
同組のババさんもピンチでしたが、アプローチを上手く寄せパーセーブ。

続く8番ホール、570ヤードのパー5です。
ババさんのティショットはバンカーに捕まりピンチ。
ウェストヘーゼンはナイスショットでフェアウェイキープ。
対照的な2人の戦いは続きます。

ウェストヘーゼン、8番パー5の2打目。
フェアウェイウッドで2オンを狙いますが、
右奥にこぼれて難しいアプローチが残りました。
これを寄せきれず、欲しかったパー5でのバーディはならず。

一方のババさん、バンカーからのセカンドショット。
これを…

この位置まで持ってきました!
さすがに2オンこそなりませんでしたが、このサードショットを…

ピンそばにつけ、見事バーディチャンス!
しかし惜しくもバーディパットは入らず、ウェストヘーゼンと同じくパー。
この時点で…

順位はこの通り。
じわりと伸ばしてきているマット・クーチャーも怖い存在ですね。
9番ホールはウェストヘーゼン、ババさんともにパーセーブ。
そして10番495ヤード、長いパー4ですが…

ババさんがティショットを思いきり曲げ、林の中に。
パトロン達が走ってボールを追いかけていきます。
勢い余って転んでしまった人も^_^;

ウェストヘーゼンはフェアウェイをキープしましたが、
このセカンドショットをバンカーに入れ厳しい状況。

一方ババさんはセカンドでスーパーショット炸裂!
林の中から見事グリーンに乗せてきました。

次のバーディパットこそ入りませんでしたが、
バンカーに入れたウェストヘーゼンが寄せきれずボギー。
パーをセーブしたババさん、また一つスコアを縮めました。
そして向かうは11番ホール。アーメン・コーナーの始まりです。

まずはオーガスタ最長のパー4、505ヤード。
「オー!ババー!!(Oh!!! Bubba---!!)」の掛け声に応えるかのようなロングドライブ!
見事フェアウェイをキープしました。

それにしてもよく目立つショッキングピンクのドライバー。
ババさんがこのドライバーで300ヤード越えするたびに、
ピン社から300ドルのチャリティが乳がん基金に寄付されるそうです。

一方のウェストヘーゼンはティショットを僅かに曲げ、
2打目はファーストカットから。
グリーンを捉えましたがカップまでは約20メートル。
バーディを狙うのはなかなか難しい位置です。

こちらはババさんのセカンドショット。
ウェストヘーゼン同様グリーンを捉えるも、
下りの早いパットが残りました。
バーディパットとはいえ、気を使う距離です。

まずはウェストヘーゼン。
この長いパットを上手く寄せきり、パーセーブ。

ババさんもバーディパットをぴたりと寄せて楽々パーセーブ。
怖い怖いアーメンコーナー、最初のホールを乗り切りました。

悲願のメジャー制覇を狙うウエストウッドもバックナインで奮闘。
13、14と連続バーディで6アンダー。首位のウェストヘーゼンとは2打差。
さすがに粘りますね。

そしてうずまく風が難易度を高めるパー3、12番。
ここでババさんは痛恨のボギーを叩き一歩後退。
一方のウェストヘーゼンは無難にパーをセーブし、チャンスを待ちます。
この時点でウェストへーゼン8アンダー、ババさん6アンダー。

そんな伸ばしきれない2人を尻目に勢いに乗るウエストウッド。
15番パー5で2オン成功!!!

なんとこの距離まで寄せてきました。
これは本当に気迫の乗った素晴らしいショットでしたね。
イーグルなら8アンダー、一気にトップタイですが…

この距離のイーグルパットを決めきれず…
何度、本当に何度こういったシーンを見てきたことでしょうか。
メジャーという壁の大きさを思い知らされます。

それでもなんとか望みを繋げたいウエストウッド、
16番パー3のティショットは…

バーディを狙える位置に!!
何度壁にぶつかっても諦めないその姿勢が素晴らしいですね。

これを入れれば8アンダー、自力で首位に食い込む可能性が残ります。

しかしバーディパットは入らず、無念のパー。
残り2ホールで差を詰めることができるか。厳しい戦いが続きます。

こちらはアーメンコーナー最後のホール、530ヤードパー5をプレー中の二人。
ババさんのティショットは300ヤードをゆうに越すロングドライブだったらしく、
なんとピンまで残り174ヤード!!!楽々バーディは取れそうです。

一方セカンドショットでグリーンオーバーしてしまったウェストへーゼン、
この位置からチップインイーグルを狙いますが…

惜しくも入らずこの表情。
それでもバーディはしっかり決め、9アンダーまで伸ばしてきました!
イーグルパットを外したババさんもバーディは確保し、これで7アンダー。

続く14番ではババさんが324ヤードのビッグドライブでバーディをゲットし、
8アンダーで単独の2位に躍り出ます。
ウェストヘーゼンも難しいパーパットを決め首位をキープ。

そしてオーガスタ最後のパー5、15番530ヤード。
ババさんの放った渾身のティショットは…

解説の中嶋プロも驚くロングドライブ!ランも相当出ています。
ここから悠々2オンさせたババさん、更にスコアを縮めるチャンスです。

首位を守りたいウェストヘーゼンですが、
力みが出たのかセカンドショットを右に押し出してしまいます。
バンカーは免れたものの、ボールはグリーン右の難しい位置へ。
バーディを狙うには落としどころがかなり難しいですが…

この位置まで寄せてきました!
これを決めてウェストヘーゼン10アンダー!!!
今大会初の二桁アンダーを達成です!

一方のババさんはこの距離からのイーグルパットを…

いまいちしっかり打ち切れずショート。
それでもここからのバーディパットを決め、9アンダー!
ウェストヘーゼンに喰らいついていきます。

こちらは16、17番でバーディが取れず苦しい展開のウエストウッド。
現在7アンダー、この最終ホールで伸ばせなければもう望みはありません。
運命のセカンドショットは…

ワンピン以内につけるバーディチャンス!!!

このパットを…



見事に決め、ウエストウッド8アンダー!
前半こそパープレーでしたが、後半で一気に4つ伸ばす快進撃で3位タイ。
後続のプレー次第ではまだ可能性の残る位置です。

場面は変わり、16番パー3にやってきたババ・ワトソン。
トップであるウェストヘーゼンとの差はわずか1打。
気合一閃、空高く舞い上がったティショットは…

ビタリとグリーンを捉え、値千金のバーディチャンス!!

このパットを決め、ついにウェストヘーゼンと並ぶ10アンダー!!
ウェストヘーゼンもいい位置でしたが残念ながらバーディならず、パーセーブ。

しかしことはそう上手く運びません。
ババさんの17番ティショットは大スライス。
一方のウェストヘーゼンも球を曲げてしまいますが、
運良く木に当たりフェアウェイに戻ってきます。

それでもこの通り、セカンドが220ヤードも残る難しいポジション。
アイアンで狙っていくウェストヘーゼンですが、
残念ながらガードバンカーに捕まります。
果たしてこのまま10アンダーを守りきれるでしょうか?

一方のババさんもパーセーブのピンチ。
正面の木を越えなければグリーンが狙えない難しいショットですが…

得意の高い球で木の上を越え、そのままグリーンオン!!
その後のバーディパットは惜しくも入らなかったものの、無難にパーセーブ。
一方バンカーに入れたウェストヘーゼンですが…

素晴らしい距離感のバンカーショットを披露!!

なんとここまで寄せてきました!!
このパットを入れ、ウェストヘーゼンもパーセーブ!!
一時たりとも見逃せない展開が続きます。

そして最終18番ホール、ババさんのティショット!!
キャリーで楽に300ヤードを越えるショットでバンカー横のフェアウェイに。

続くウェストへーゼンもナイスショット!!
ババさんに比べ小柄(とはいえ身長178cm)ではありますが、
無駄な力の入っていないスイングで効率よく飛ばしてきます。

先にセカンドショットを打つウェストヘーゼン。
グリーンは捉えましたが段の上。バーディは難しい位置です。

一方のババさん。
まるで真上に打ち上げるようなウェッジショットでピンと同じ段、
約7〜8メートルの位置につけてきます。

かなり距離のあるウェストヘーゼンのバーディパット。
じっくりラインを読んでいきますが、難しいダブルブレイク(スネークライン)。

願いを込めたバーディパットは惜しくも入らず…
微妙な距離を残しました。

これでバーディを決めればグリーンジャケットに手が届くことになったババさん。
慎重にラインを読みます。

長かった2012年マスターズ、勝利の行方を決めるパットは…!?

カップインならず!!
結局ババさんはこれをタップインしてパー。
若干嫌な距離を残していたウェストヘーゼンも慎重にパーパットを決め、
最終組のプレーが終了後、決着はプレーオフへともつれ込む形になりました。
う〜ん、目が離せない展開が続きますね…。