ピンのマレットタイプパター。



先ほど「スコッツデール TRパター シェイ」に、
エキストラ・ビジュアルを追加しました。

画像を掲載する作業をしていて思ったのですが、
ピンって、意外とオーソドックスな形状のマレットも作ってるんですよね。
クレイジーやノーム、シドニーといった大型マレットのイメージが強いからか、
この写真にあるような「普通のマレット」が妙に新鮮に見えました。

もちろんピンのことですから、
「普通のマレット」といっても個性はバラバラなんですが…
ちなみにどれがどのモデルか、皆さんわかりますか?


スコッツデール TRパター シェイの詳細ページはこちらです。

PGAツアーで初めて50台のスコアを叩き出したパター。



PGAツアーで初めてスコア50台を叩き出したパターをご存知ですか?

そのパターの名はピンの「PAL」です。
時は1977年6月。PGAツアー「メンフィスクラシック」2日目の出来事でした。
11個のバーディに1つのイーグル。パット数は23でスコアはなんと「59」。
使用者のアル・ガイバーガーはその余勢を駆って見事この大会で優勝しています。



「PAL」はアンサーに比べて形状はシンプル。
わかりやすくトゥとヒールに重量を分散したクラシックなモデルです。
アンサーやB60、ジングと異なり特徴に乏しく、やや地味な印象があるのか、
最近のモデルではラインナップに加わっていません。
(G5iパターにラインナップされたのが最後だと思います)

それでもこのパターの持つ実績はとても無視できるものではありません。
1980年、82年、83年の全英オープン、1981年のマスターズ、
そして1982年の全米オープンでトム・ワトソンが使用し優勝、
1988年にはサンディ・ライルもこのパターでマスターズを制しています。
日本語で「仲間・友人」の名を持つこのパターは、
世界のツアー80勝以上を挙げている名器なのです。


ピンUSA Facebookページ
  こちらの記事でアル・ガイバーガーの使用したPALの写真を見ることができます。

マンガン・ブロンズパター PAL紹介ページ
  もちろん「PAL」は現役のモデルです。
  今でも(USオーダーにはなりますが)注文可能となっております。


ぶっきらぼうなPING。



あまり一般には知られていないコネタをひとつ。
G20i20アイアンアンサーウェッジの標準シャフトに採用されているTFC300 iですが、
このシャフト、なぜかRフレックスのみグリップの下巻きが2重になっています。

古くはブロンズパターのO-Bladeのみゴルフプライド社の
「PRO ONLY」が標準グリップとして採用されていた
など、
ピン社の製品には理由が公表されない「隠しネタ」的なものが多いです。

ピン創業者のカーステン氏もアンサーの仕様を
その時代のグリーンに合わせて細かく修正していましたが、
わざわざそれを周囲に言うようなことは無かったそうですね。
(「最新のものこそ最良」が彼のポリシーだったため)

職人気質でぶっきらぼう。そんなピンらしさが垣間見える話です。




ちなみに現在のO-Bladeには
ピストルスタンダードが標準グリップとして採用されています。

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