2012.08.09 Thursday
兵庫行脚番外編!神戸ゴルフ倶楽部へ!(その4)
長期に渡りお届けしてきた神戸ゴルフ倶楽部ラウンドレポートも最終話!
日本最古のゴルフ場、最後の最後まで堪能していきたいと思います。
楽しかった前半のラウンドを終え、
グルーム氏所有のゴルフクラブを興味深そうに眺める社長。
ご覧の通り…
ヘッド部分は錆だらけになってしまっていますが、
現在のクラブとどれだけ形状が違うのかはよくわかります。
こちらはロフトが立っているのでロングアイアンのように見えますね。
そしてこちらは…ウェッジ?
サンドウェッジが生まれたのは1930年頃なので、
グルーム氏の没年(1918年)を考えるとピッチングウェッジでしょうか。
クラシッククラブに造詣の深い方に詳しく聞いてみたいところですね。
グリップ部分は革巻きです。そしてもちろんシャフトは木でできています。
(ヒッコリーかどうかまではさすがにわかりませんでした)
以前BSで放送されていた「世界ゴルフの旅 〜スコットランド〜」で、
マッセルバラ・ゴルフクラブのお偉いさんがこのようなクラブで
ラウンドしているのを見たことがあります(もちろん余興です)。
こんなクラブでラウンドできたら面白いだろうな〜と思う反面、
「壊したらどうしよう」と気になってラウンドできなさそうな気もしますね。
ちなみにコーヒーと紅茶はセルフサービス。
人が少なく静かだからでしょうか、とてものんびり。
食堂には開場当初の写真が沢山展示されています。
この写真は日本初のキャディ競技で優勝した「横田 留吉」。
当時キャディは全て少年で、彼はこの時14歳。
10ホール回ってスコアは50だったらしいですから、相当の腕前ですね。
その後彼は何度か同競技で優勝を果たすのですが、
以後の行方はようとして知れないそうです。
そしてこちらは1909年の写真。
神戸ゴルフ倶楽部のある六甲山は標高が高いため、
当時の技術ではなかなか芝が育たなかったそうです。
なので芝育成の技術が発達し、1933年に全面芝のグリーンに切り替わるまでは、
押し固めた土の上に薄く砂を敷いた「サンドグリーン」を採用していたのだとか。
フェアウェイよりもグリーンが低い位置にあったため、
「ナイスオン」ではなく「ナイスイン」と言っていたそうです。
(詳しくはこちらのサイトをどうぞ)
一体どんな感触だったのか、今となっては想像するしかありません。
さて、ゴルフのお勉強はこの辺にしてお楽しみの昼食タイム。
予想外の好天の中10ホールも歩いたのでお腹はペコペコです。
こちらは管理人の注文したカツカレー。
憧れのクラブでの昼食という色眼鏡を抜きにしても美味しいカレーでしたよ。
そしてこちらが社長の頼んだ…タンシチューだったかな?
管理人も無理を言って少し頂いちゃったんですが、文句無しに美味い!!
なるほど、食事のためだけに来られる会員さんがいるのも頷けます。
もちろん社長も写真をパチリ。
この後社長は猛然とシチューをたいらげていました。
皆さんもお腹が空いていたのか、あっという間に食事終了。
クラブハウスを少し見学して、後半のスタートに備えます。
念願のクラブでプレーできて最高ににこやかな社長。
インコースを示す看板…
のすぐ近くでMさんもウォームアップ中。
さぁ、後半も頑張りますか!
というわけで11番ホール「Doctor's nob」からスタート。
山越えでグリーンは全く見えないため、
目印となるポールに向かって打っていきます。
神戸ゴルフ倶楽部の公式サイトいわく
「第1回全英OPが行われたプレストウィックの5番ホール同様、
まったくグリーンの見えないパー3」
とのこと。
ちなみに「Doctor's nob」とは「医者の頭」という意味。
この「医者」は初代プレジデントの「Dr.T.C.Thornicraft」医師を指すそうです。
もしよろしければ公式サイトの写真もぜひご覧下さい。
目印が無ければ、どこに打っていいかまったくわかりません。
ブラインドのホール、個人的には大好きです。
その場に行ってボールが見つかるまでドキドキワクワクしますよね。
このポールがティショットの目印。
それにしても凄まじい傾斜ですね。
パー3のティショット直後に撮った写真とは思えません。
これまた強烈なホールだったので、動画を撮影してみました。
う〜ん、このホールはまたプレーしてみたいです。
さて、12番ホールは「Long Valley」。
その名が示すとおり谷間に向かって打ち下ろしていき、
2打目で打ち上げていくパー4のホールです。
え〜と…このホール、管理人は「12」を叩きました。
よって写真が全っ然ありません!スミマセン!!
ギブアップスコアですよ…ほんと同伴プレイヤーの皆さんに申し訳なかったです。
気を取り直して(取り直せてないですが)13番ホールへ。
「Purgatory」は「煉獄」「苦難」といった意味で、
資料には「『苦難の関所』地獄極楽の分かれ路」と説明されています。
そしてこれが苦難の関所で捕らえられた社長の図、です。
関所に捕らえられたゴルファーがどうなるかというと…
こうなります。
百戦錬磨の社長でこれですから、
管理人が前のホールで12を叩くのも仕方ありませんね(と苦しい言い訳)。
このホール、乗らなかった人は軒並みボギー以上を叩き、
唯一ワンオンに成功したMさんのみパーセーブと、
パー3ホールにおけるティショットの大切さ・難しさを痛感する結果となりました。
続く14番ホール「Paradise」。
「『苦難の関所』を乗り越えればここは楽園」という意味のネーミングなんですが…
ご覧のとおり「これのどこがパラダイス?」と言いたくなる急激な打ち上げ。
もちろんティグラウンドからグリーン面は見えません。キビシー!
このホール、誰もグリーンを捉えることはできずパーも無し。
「苦難の関所」をゼーハー言いながら乗り越えた4人に
ゴルフの神様は微笑んでくれませんでした。ガクリ。
神戸ゴルフ倶楽部、最長のパー4「Groom's Putt」。
六甲山の開祖グルーム氏が「パター1本で勝負しよう」
と持ちかけたことが名前の由来になっています。
トリッキーなホールの多い神戸ゴルフ倶楽部ですが、
「Groom's Putt」は平坦でフェアウェイも広く、一見易しそうな印象です。
が、実際はハンディキャップ「1」の最難関ホール。侮ってはいけません。
セカンド地点のフェアウェイはご覧の通りの絶景ポイント。
神戸ゴルフ倶楽部全体のフェアウェイで最も標高が高いらしく、
(プレーに余裕があれば)素晴らしい眺望が楽しめます。
もしかしたら、グルーム氏はこの眺望をじっくり楽しみたくて
「パター1本で勝負しよう」
なんて持ちかけたのかもしれませんね。
セカンド地点の社長。
左側に見えるのは山陽自然歩道(六甲全山縦走路)を覆う防球金網です。
フェアウェイ左に寄り添うように金網が張られているので、
ここを通れば神戸ゴルフ倶楽部でプレー中のゴルファーが見られるかも。
六甲山はハイキングにも良いところと聞きますし、
木漏れ日の中を歩きながらゴルフ見学するのも楽しそうです。
ついに後半も残り3ホール。
16番は「石切り場」こと「Quarry」。
フェアウェイ方向に背を向け、ティグラウンドを撮影。
ここは18番のティショットが飛来する可能性があるため、
このように防球金網が設置されています。
上の写真の右奥に見えるのが18番のグリーンですね。
つまり、16番と18番はちょうど行き違いになるようなレイアウト。
お互いのティグラウンドが見えるため、片一方がティショットを打っている場合、
もう片方は打ち終えるのを待っているのだとか。
ちなみに「石切り場」という変わった名前は、
フェアウェイ右側の小山が石切り場だったのが由来とのこと。
ティショットでプッシュアウトすると(元石切り場の)小山に打ち込んでしまい、
「つま先上がりのラフ」で「山を越えた右下にあるグリーン」を狙うという
非常〜〜〜に難しいショットを強いられます。
管理人は上写真のMさんよりも更に右(ほんとギリギリでした)に
打ち込んでしまい、このホールでも大叩き。
ある意味、誰よりも神戸ゴルフ倶楽部を堪能したと言えるかもしれません(^_^;)
いや〜、難しい!でも楽しいですね!
17番ホールは131ヤードの最短パー3「Shorty」。
グリーン周りを4つのバンカーがガードしており、奥は深いラフが密生しています。
短いからといって気は抜けません。
とはいえ、極端な打ち上げや打ち下ろしではないため、
この日回ってきた他のパー3に比べればここはまだラク。
ほっと一息入れ、最終ホールへ。
17番と18番は直接繋がっていないため、道路を歩いて移動します。
この時は早く最終ホールを見たいという気持ちが半分、
もう終わってしまうのかという残念な気持ちが半分といった心持ちでした。
というわけでついに到着、最終ホールです。
「Doech & Doruis」は英語ではなくゲール語。
日本語に直すと「一杯やって帰ろう」という意味になります。
ここからは写真多めでお届けします。
ティグラウンドから少し下に降りて撮影した1枚。
日本とはとても思えない、でも不思議と郷愁漂う景色でした。
セカンド地点へと向かう社長、キャディの四宮さん、Mさんの3人。
クラブハウスの美しさに見惚れるHさん。
管理人はここにきてやっとフェアウェイキープ。
Mさんはこのホール、ついにドライバーを封印。
これが功を奏し、絶妙なアプローチでバーディチャンスにつけます。
Hさんは難しい場所に止まってしまいましたが、
ラフから上手く振り抜きナイスオン!!
負けじと社長もバーディを狙える好位置に。気合入ってますね。
Hさんの若干距離のあるパーパット。ジャストタッチでナイスボギー。
Mさんのバーディパット。僅かに届かず最終ホールはパー。
管理人もバーディパットを外し、同じくパー。
そして社長のバーディパットは…
吸い込まれるように見事カップイン!!!
神戸ゴルフ倶楽部最終ホールをバーディで締めくくりました!
自然と皆さんの口から「お疲れ様」の声が。いや〜、本当楽しかったです。
長いようであっという間だった神戸ゴルフ倶楽部でのラウンドもこれにて終了。
上の写真はクラブハウスに戻る途中で撮影したツツジの花です。
今回我々についてくれたキャディの四宮さんとも一緒に記念撮影。
最後までにこやかに、疲れた様子も無くサポートしてくださいました。
本当にありがとうございます。
ラウンド終了後はお約束のゴルフトーク in お風呂。
社長の最終ホールバーディやMさんの15番バンカーショット、
Hさんの前半の奮戦ぶりなどで盛り上がりました。
お土産もしっかり購入し、名残を惜しむかのように写真撮影。
Mさんも自慢のデジタル一眼レフを取り出し、パシャリ。
神戸ゴルフ倶楽部の雰囲気をもっと楽しみたい方は、
ぜひMさんのブログ「change the world」をご覧下さい。
写真の「伝える」力がこんなにも大きいものだったかと思い知らされるはずです。
(神戸ゴルフ倶楽部の記事その1とその2がありますので、ぜひどうぞ)
日本最古のゴルフクラブ、いかがだったでしょうか。
パー61、バックティからでも4,049ヤードのコンパクトなコースでしたが、
ゴルフの難しさと面白さ、その両方を思う存分体感できるコースだったと思います。
そして何より、
「ゴルフをプレーする上で起きるドタバタも楽しもうよ」
という余裕のある姿勢が、倶楽部全体の雰囲気から感じ取ることができました。
地形の関係上、自然とブラインドホールが多くなっているのも
そういった雰囲気に拍車をかけているのかもしれませんね。
実際に神戸ゴルフ倶楽部でプレーしたのは6月末ですが、
今でも記事に起こせるくらい、各ホールで起きた出来事を鮮明に覚えています。
一つ一つのホールが本当に個性的で、楽しい思い出で一杯になりました。
今回のラウンドにご一緒いただいたHさんとMさん、
そして神戸ゴルフ倶楽部の支配人やスタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
ゴルフが取り持つ「縁」に感謝しつつ、今回のレポートを終了させて頂こうと思います。
そして次の更新からは皆さんお待ちかね、
○○○○○シリーズの特集を掲載予定です。お楽しみに!!
日本最古のゴルフ場、最後の最後まで堪能していきたいと思います。
楽しかった前半のラウンドを終え、
グルーム氏所有のゴルフクラブを興味深そうに眺める社長。
ご覧の通り…
ヘッド部分は錆だらけになってしまっていますが、
現在のクラブとどれだけ形状が違うのかはよくわかります。
こちらはロフトが立っているのでロングアイアンのように見えますね。
そしてこちらは…ウェッジ?
サンドウェッジが生まれたのは1930年頃なので、
グルーム氏の没年(1918年)を考えるとピッチングウェッジでしょうか。
クラシッククラブに造詣の深い方に詳しく聞いてみたいところですね。
グリップ部分は革巻きです。そしてもちろんシャフトは木でできています。
(ヒッコリーかどうかまではさすがにわかりませんでした)
以前BSで放送されていた「世界ゴルフの旅 〜スコットランド〜」で、
マッセルバラ・ゴルフクラブのお偉いさんがこのようなクラブで
ラウンドしているのを見たことがあります(もちろん余興です)。
こんなクラブでラウンドできたら面白いだろうな〜と思う反面、
「壊したらどうしよう」と気になってラウンドできなさそうな気もしますね。
ちなみにコーヒーと紅茶はセルフサービス。
人が少なく静かだからでしょうか、とてものんびり。
食堂には開場当初の写真が沢山展示されています。
この写真は日本初のキャディ競技で優勝した「横田 留吉」。
当時キャディは全て少年で、彼はこの時14歳。
10ホール回ってスコアは50だったらしいですから、相当の腕前ですね。
その後彼は何度か同競技で優勝を果たすのですが、
以後の行方はようとして知れないそうです。
そしてこちらは1909年の写真。
神戸ゴルフ倶楽部のある六甲山は標高が高いため、
当時の技術ではなかなか芝が育たなかったそうです。
なので芝育成の技術が発達し、1933年に全面芝のグリーンに切り替わるまでは、
押し固めた土の上に薄く砂を敷いた「サンドグリーン」を採用していたのだとか。
フェアウェイよりもグリーンが低い位置にあったため、
「ナイスオン」ではなく「ナイスイン」と言っていたそうです。
(詳しくはこちらのサイトをどうぞ)
一体どんな感触だったのか、今となっては想像するしかありません。
さて、ゴルフのお勉強はこの辺にしてお楽しみの昼食タイム。
予想外の好天の中10ホールも歩いたのでお腹はペコペコです。
こちらは管理人の注文したカツカレー。
憧れのクラブでの昼食という色眼鏡を抜きにしても美味しいカレーでしたよ。
そしてこちらが社長の頼んだ…タンシチューだったかな?
管理人も無理を言って少し頂いちゃったんですが、文句無しに美味い!!
なるほど、食事のためだけに来られる会員さんがいるのも頷けます。
もちろん社長も写真をパチリ。
この後社長は猛然とシチューをたいらげていました。
皆さんもお腹が空いていたのか、あっという間に食事終了。
クラブハウスを少し見学して、後半のスタートに備えます。
念願のクラブでプレーできて最高ににこやかな社長。
インコースを示す看板…
のすぐ近くでMさんもウォームアップ中。
さぁ、後半も頑張りますか!
というわけで11番ホール「Doctor's nob」からスタート。
山越えでグリーンは全く見えないため、
目印となるポールに向かって打っていきます。
神戸ゴルフ倶楽部の公式サイトいわく
「第1回全英OPが行われたプレストウィックの5番ホール同様、
まったくグリーンの見えないパー3」
とのこと。
ちなみに「Doctor's nob」とは「医者の頭」という意味。
この「医者」は初代プレジデントの「Dr.T.C.Thornicraft」医師を指すそうです。
もしよろしければ公式サイトの写真もぜひご覧下さい。
目印が無ければ、どこに打っていいかまったくわかりません。
ブラインドのホール、個人的には大好きです。
その場に行ってボールが見つかるまでドキドキワクワクしますよね。
このポールがティショットの目印。
それにしても凄まじい傾斜ですね。
パー3のティショット直後に撮った写真とは思えません。
これまた強烈なホールだったので、動画を撮影してみました。
う〜ん、このホールはまたプレーしてみたいです。
さて、12番ホールは「Long Valley」。
その名が示すとおり谷間に向かって打ち下ろしていき、
2打目で打ち上げていくパー4のホールです。
え〜と…このホール、管理人は「12」を叩きました。
よって写真が全っ然ありません!スミマセン!!
ギブアップスコアですよ…ほんと同伴プレイヤーの皆さんに申し訳なかったです。
気を取り直して(取り直せてないですが)13番ホールへ。
「Purgatory」は「煉獄」「苦難」といった意味で、
資料には「『苦難の関所』地獄極楽の分かれ路」と説明されています。
そしてこれが苦難の関所で捕らえられた社長の図、です。
関所に捕らえられたゴルファーがどうなるかというと…
こうなります。
百戦錬磨の社長でこれですから、
管理人が前のホールで12を叩くのも仕方ありませんね(と苦しい言い訳)。
このホール、乗らなかった人は軒並みボギー以上を叩き、
唯一ワンオンに成功したMさんのみパーセーブと、
パー3ホールにおけるティショットの大切さ・難しさを痛感する結果となりました。
続く14番ホール「Paradise」。
「『苦難の関所』を乗り越えればここは楽園」という意味のネーミングなんですが…
ご覧のとおり「これのどこがパラダイス?」と言いたくなる急激な打ち上げ。
もちろんティグラウンドからグリーン面は見えません。キビシー!
このホール、誰もグリーンを捉えることはできずパーも無し。
「苦難の関所」をゼーハー言いながら乗り越えた4人に
ゴルフの神様は微笑んでくれませんでした。ガクリ。
神戸ゴルフ倶楽部、最長のパー4「Groom's Putt」。
六甲山の開祖グルーム氏が「パター1本で勝負しよう」
と持ちかけたことが名前の由来になっています。
トリッキーなホールの多い神戸ゴルフ倶楽部ですが、
「Groom's Putt」は平坦でフェアウェイも広く、一見易しそうな印象です。
が、実際はハンディキャップ「1」の最難関ホール。侮ってはいけません。
セカンド地点のフェアウェイはご覧の通りの絶景ポイント。
神戸ゴルフ倶楽部全体のフェアウェイで最も標高が高いらしく、
(プレーに余裕があれば)素晴らしい眺望が楽しめます。
もしかしたら、グルーム氏はこの眺望をじっくり楽しみたくて
「パター1本で勝負しよう」
なんて持ちかけたのかもしれませんね。
セカンド地点の社長。
左側に見えるのは山陽自然歩道(六甲全山縦走路)を覆う防球金網です。
フェアウェイ左に寄り添うように金網が張られているので、
ここを通れば神戸ゴルフ倶楽部でプレー中のゴルファーが見られるかも。
六甲山はハイキングにも良いところと聞きますし、
木漏れ日の中を歩きながらゴルフ見学するのも楽しそうです。
ついに後半も残り3ホール。
16番は「石切り場」こと「Quarry」。
フェアウェイ方向に背を向け、ティグラウンドを撮影。
ここは18番のティショットが飛来する可能性があるため、
このように防球金網が設置されています。
上の写真の右奥に見えるのが18番のグリーンですね。
つまり、16番と18番はちょうど行き違いになるようなレイアウト。
お互いのティグラウンドが見えるため、片一方がティショットを打っている場合、
もう片方は打ち終えるのを待っているのだとか。
ちなみに「石切り場」という変わった名前は、
フェアウェイ右側の小山が石切り場だったのが由来とのこと。
ティショットでプッシュアウトすると(元石切り場の)小山に打ち込んでしまい、
「つま先上がりのラフ」で「山を越えた右下にあるグリーン」を狙うという
非常〜〜〜に難しいショットを強いられます。
管理人は上写真のMさんよりも更に右(ほんとギリギリでした)に
打ち込んでしまい、このホールでも大叩き。
ある意味、誰よりも神戸ゴルフ倶楽部を堪能したと言えるかもしれません(^_^;)
いや〜、難しい!でも楽しいですね!
17番ホールは131ヤードの最短パー3「Shorty」。
グリーン周りを4つのバンカーがガードしており、奥は深いラフが密生しています。
短いからといって気は抜けません。
とはいえ、極端な打ち上げや打ち下ろしではないため、
この日回ってきた他のパー3に比べればここはまだラク。
ほっと一息入れ、最終ホールへ。
17番と18番は直接繋がっていないため、道路を歩いて移動します。
この時は早く最終ホールを見たいという気持ちが半分、
もう終わってしまうのかという残念な気持ちが半分といった心持ちでした。
というわけでついに到着、最終ホールです。
「Doech & Doruis」は英語ではなくゲール語。
日本語に直すと「一杯やって帰ろう」という意味になります。
ここからは写真多めでお届けします。
ティグラウンドから少し下に降りて撮影した1枚。
日本とはとても思えない、でも不思議と郷愁漂う景色でした。
セカンド地点へと向かう社長、キャディの四宮さん、Mさんの3人。
クラブハウスの美しさに見惚れるHさん。
管理人はここにきてやっとフェアウェイキープ。
Mさんはこのホール、ついにドライバーを封印。
これが功を奏し、絶妙なアプローチでバーディチャンスにつけます。
Hさんは難しい場所に止まってしまいましたが、
ラフから上手く振り抜きナイスオン!!
負けじと社長もバーディを狙える好位置に。気合入ってますね。
Hさんの若干距離のあるパーパット。ジャストタッチでナイスボギー。
Mさんのバーディパット。僅かに届かず最終ホールはパー。
管理人もバーディパットを外し、同じくパー。
そして社長のバーディパットは…
吸い込まれるように見事カップイン!!!
神戸ゴルフ倶楽部最終ホールをバーディで締めくくりました!
自然と皆さんの口から「お疲れ様」の声が。いや〜、本当楽しかったです。
長いようであっという間だった神戸ゴルフ倶楽部でのラウンドもこれにて終了。
上の写真はクラブハウスに戻る途中で撮影したツツジの花です。
今回我々についてくれたキャディの四宮さんとも一緒に記念撮影。
最後までにこやかに、疲れた様子も無くサポートしてくださいました。
本当にありがとうございます。
ラウンド終了後はお約束のゴルフトーク in お風呂。
社長の最終ホールバーディやMさんの15番バンカーショット、
Hさんの前半の奮戦ぶりなどで盛り上がりました。
お土産もしっかり購入し、名残を惜しむかのように写真撮影。
Mさんも自慢のデジタル一眼レフを取り出し、パシャリ。
神戸ゴルフ倶楽部の雰囲気をもっと楽しみたい方は、
ぜひMさんのブログ「change the world」をご覧下さい。
写真の「伝える」力がこんなにも大きいものだったかと思い知らされるはずです。
(神戸ゴルフ倶楽部の記事その1とその2がありますので、ぜひどうぞ)
日本最古のゴルフクラブ、いかがだったでしょうか。
パー61、バックティからでも4,049ヤードのコンパクトなコースでしたが、
ゴルフの難しさと面白さ、その両方を思う存分体感できるコースだったと思います。
そして何より、
「ゴルフをプレーする上で起きるドタバタも楽しもうよ」
という余裕のある姿勢が、倶楽部全体の雰囲気から感じ取ることができました。
地形の関係上、自然とブラインドホールが多くなっているのも
そういった雰囲気に拍車をかけているのかもしれませんね。
実際に神戸ゴルフ倶楽部でプレーしたのは6月末ですが、
今でも記事に起こせるくらい、各ホールで起きた出来事を鮮明に覚えています。
一つ一つのホールが本当に個性的で、楽しい思い出で一杯になりました。
今回のラウンドにご一緒いただいたHさんとMさん、
そして神戸ゴルフ倶楽部の支配人やスタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
ゴルフが取り持つ「縁」に感謝しつつ、今回のレポートを終了させて頂こうと思います。
そして次の更新からは皆さんお待ちかね、
○○○○○シリーズの特集を掲載予定です。お楽しみに!!
- 2012.08.09 Thursday
- ラウンド日記
- 16:00
- comments(4)
- trackbacks(0)
- by ゴルフショップオカムラ管理人