G410アイアンの試打インプレッション公開!

こんにちは、ゴルフショップオカムラ管理人です。

ドライバーフェアウェイウッド、ハイブリッド、クロスオーバーと来たG410シリーズのファーストインプレッション記事ですが、ようやくアイアンに到着です。

 

image_1.jpg

 

今作はi3アイアン以降、全てのPINGアイアンで実装されてきた「CTP(カスタム・チューニング・ポート)」が廃されるという非常に大きな変更がありました。

 

この「CTP」に関して知らない方のために説明すると、

「フェース背面に設けられた、ウェイトを挿入するための部分を指す。インパクト時の不要な振動を吸収する効果がある他、ウェイトの交換で容易にスイングバランスを調整できる」

といったところでしょうか。

 

だから「カスタムチューニング」と名付けられているわけですね。

 

image_2.jpg

 

つまり「CTP」が無くなったからには、打感がまず落ちていないかを確かめなければならないのがPING専門店としての務めになるわけです。

 

というわけで試打してみたところ…

(下記は管理人の試打時に書き残したコメントをそのまま記してます)

 

これは打感いいわ!そして飛ぶ!

確かに柔らかいけど、今までのCTPありの頃とはまた質感の違う柔らかさ。

 

という、ちょっとアナタテンション上がってない?と思わせるような試打コメントが残っていました(笑)。

 

ちなみにCTPが無くなったという以上の詳しい説明はこの時点で聞いていなかったため、とにかく心地いい打感になったが前作とはフィーリングが違うということだけがわかったという感じでしたね。

(打感向上の理由についてはG410アイアンの詳細ページをご覧ください)

 

image_3.jpg

 

そして構えた時の印象が実にGシリーズっぽくない。

管理人の中でのGシリーズといえばこんな感じ(↓)ですよ。

 

(友情出演・G10アイアン♯7)

 

でかいヘッドに強めのグース(オフセット)、分厚いトップブレード。

よく言えば安心感のある、悪く言えばあか抜けない感じがこれまでのGシリーズの印象でした。

 

が、今作G410アイアンに関しては、ビジュアル自体が大幅に変化していました。

かなりストレートネックになっているし、トップブレードも薄い。おまけにヘッド自体も小ぶり。

ずいぶんとまぁ洗練されています。

 

構えた時は「これでGシリーズの名を冠せるくらいの易しさがあるのか…?」と半信半疑で打った感想が上記なので、かなりの驚きがありましたね。

 

ちなみに飛距離面も相当向上しているらしく、説明してくれたピンゴルフジャパンのNさんは「数値上のデータより飛ぶんですよね」とのこと。

 

image_5.jpg

 

管理人はしばらく(数か月という単位で)ゴルフクラブを振っておらず、ケガもしたくないのでそれほど力を入れて試打はしていなかったのですが、ゆうに夏と変わらない飛距離が出ていました。

ですので、人によっては半番手ほど飛距離が変わってくる可能性があります。

 

後から調べてみると、これは「インパクト時のヘッドのたわみをCTPが阻害していた」という部分が大きいようです。

CTPを無くしたことで均一にヘッドがたわむようになり、結果飛距離が大幅に増したと。

ふむふむ、なるほど。これは確かに理にかなってますね。

 

image_4.jpg

 

また、スイングバランスはトゥ側のウェイトとホーゼル部分のウェイトで調整できるため、今まで通り指定して頂いて問題無いですとのことでした。

この辺が不可になると困る人が大勢いるでしょうから、やはりきちんと対応していますね。

 

またシャフトはカーボンのALTA J CB REDのSをまず打ってみましたが、かなりしっかり目です。

流石に管理人のヘッドスピードだと少し振り遅れますが(#7で165ヤードが管理人の飛距離)、シニアの方にはかなり幅広いフィッティングができそう。

 

そしてビジュアルのシャープさに比して易しいので、初めて試打した時の印象が抜群にいいアイアンというイメージでした。

また、このくらいスラッとした見た目だとかなりの上級者になっても使えると思います(実際、PING契約の塚田プロはG410アイアンをバッグに入れるとtwitterで明言)。

 

そういう意味でG410アイアンは初心者が上級者になるまで愛用できる、実に経済的なクラブであるとも言えますね。

クラブとしての完成度も非常に高く、ひいき目無しでお勧めしたいアイアンに仕上がっています。

発売は3月後半とまだ先ですが、またヘッド在庫が無い〜ということになりそうなので、購入検討中の方はお早めに当店までご相談頂くことをお勧めします。

 

 

G410アイアンの商品詳細ページはこちら!


続いてG410フェアウェイウッド、ハイブリッド、クロスオーバーの試打インプレッション!

こんにちは、ゴルフショップオカムラ管理人です。

先日のドライバーに続いて、まずはフェアウェイウッドの試打インプレッションをお届けします!

続いてハイブリッド、クロスオーバーと進めていきますのでお付き合いください!

 

 

G410フェアウェイウッド(ノーマル、SFT、LST)

 

image_17.jpg

 

まず、前作よりごくわずかですがシャローになりボールの拾いやすさが増しています。

管理人が真っ先に感じたのはこれ(拾いやすさ)で、少しFWに苦手意識があったんですがこれなら使えるなと。

恐らくですが、シャローになったこと云々はあくまでも管理人のイメージで、その他もろもろの要素が向上したことで拾いやすくなっているのでしょう。

 

あと、ドライバーと同様音が前作よりかなり良くなってます。

前作は割と特徴的な打音だった気がするんですが、今作は実に心地良い感じになりました。

 

image_16.jpg

 

オカムラ社長もかなり気に入ったらしく、これはスプーンも欲しいとのこと。

管理人は通常モデルだとそれほど飛距離増を感じませんでしたが、LSTだと(5番から3番ということを差し引いても)一気に飛距離が伸びました。

自分は元々スピン量が多い方なので、この辺はきちんとフィッティングして合わせた方が良さそうですね。

 

あと、構えた時の印象といったらいいのか、地面にペタッと張り付くような感じがあります。

この感触が拾いやすさを演出している気がしますね。

ゴルフクラブのヘッドはスイング中にトゥ側が下がる(トゥダウン)ので、構えた時あまりにピタリと設地していると捕まえにくかったりもするんですが、このG410フェアウェイウッドに関してはそういったこともなく。

 

image_18.jpg

 

ロフトだけでなくライ角も調整できるため、かなり買いやすいフェアウェイウッドになっているかと思います。

ドライバーに比べるとレビューの情報量が少なく感じるかもしれませんが、これはいわゆる「そつがない」クラブです。

以前より突出した欠点(特に打音)が無いので、本当誰にでも合わせられると思います。

 

G410フェアウェイウッドの商品一覧ページはこちら!

 

 

 

G410ハイブリッド

 

続いてはG410ハイブリッド。

 

image_34.jpg

 

前作のレビューでも書いていますが、管理人がPINGのハイブリッドで楽に打てたのはG15&G20のいわゆる「タラコ」でして、ウッド系に戻ってからはかなり苦手なカテゴリーなんです。

G400の時はかなり楽に打てるようになったなと感じましたが、今回も同形状のタイプだったため「あーまたこのタイプかー苦手なんだよな〜」と思いつつ試打させてもらいました。

 

image_37.jpg

 

折角なので、管理人の試打直後の感想をiPhoneのメモに残してあるのでそれをそのまま載せてみましょう。

 

打ってみたが打感良好でやさしい。

以前はウッドタイプのハイブリッドだと上げようとしてうまくいかないことが多かったが、これはそういう無理をする必要がない感じ。

無駄な力を入れなくても反発が良くてよく飛ぶ。

なんというか端正なクラブ。美しい。

社長いわくこれはかなり良くなっているとのこと。

 

最後がオカムラ社長の感想頼みになっているところが何だかなぁと自分でも思いますが(笑)、確かにこれは軽く打てました。

見た目はもろにウッドタイプなんですが、振った時の感覚がちょっと違うのかな。

 

G410ハイブリッドの試打の時は、何故かオカムラ社長も「G20に近くなってきてるかも」という感想を話していました。

見た目的には全くそんな印象じゃないんですが、不思議です。

 

あとはつかまりがいいですね。G15&G20に近く感じたのはこういう特徴を感じたからかも。

ライ角が変わっているわけではないのに何でだろうと思いますが、「社長が話したこと」メモにも書いてあるから仕方ないw

 

管理人的には「この形状でもこんな振り心地に持っていけるのか」と驚きを感じたクラブでした。

見た目が大きく変わらなくとも、やはり徐々に進化しているということですね。

 

G410ハイブリッドの商品詳細ページはこちら!

 

 

 

G410クロスオーバー

 

これはかなり(色々な意味で)変化しました。

 

image_21.jpg

 

まず、見た目が完全にただのロングアイアンとなりました(笑)。

よってこれまでのクロスオーバーと比べて構えた時に違和感がありません。

 

image_25.jpg

 

ソールも薄く、オフセットも適度で本当に普通のロングアイアンと変わらない。

でありながら、打ってみると3番を打っている感じはしないんです。印象としては5番。

 

打音も変に「パカーン」という感じではなく、以前よりギュッと身が詰まった感じの打音でかなり向上してます。

そして打感は柔らかくなりました。前作はきちんとヒットしても少し手がしびれる感じがありましたが、今作では皆無と言ってもいい感じ。

 

image_28.jpg

 

いやほんと、この見た目で打ってみるとやさしいってのが物凄く不思議です(笑)。

勿論ハイブリッドよりはアスリート向けな感じがありますが、この見た目からは想像できないくらい楽に上がる。

ほんと見た目はただのロングアイアンですからね。最初はちょっと混乱すると思います。

あまりこういう打ち味のクラブって無いと思うので。

 

これ、データ的には前作より18%も弾道が高くなっているらしいんですよ。

あまりに上がりすぎるのでロフトを立ててしまったという、ちょっと驚きの裏話があったり。

2月にフィッティングイベントを行いますが、ハイブリッドをメインで試打される方にもちょっと試してみてもらいたいクラブです。

 

G410クロスオーバーの商品詳細ページはこちら!

 

 

 

ちょっと駆け足になってしまいましたが、フェアウェイウッド、ハイブリッド、クロスオーバーのファーストインプレッションはこんな感じでした。

まだ試打クラブが到着していないため、到着したらまたシャフト別にじっくり打ち比べてみたいですね。

 

image_54.jpg

 

なにより、当店にもついに立派なシミュレーションゴルフが備わりましたから、管理人の試打データを元に自分に合うクラブスペックを想定することもできるようになると思います。

シャフト別打ち比べをした時はきちんとデータを取ってみようと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。

 

それでは次回、アイアンのレビューでまたお会いしましょう!


G410ドライバーの試打インプレッションをご紹介!これはかなりお勧めです!

こんにちは、ゴルフショップオカムラ管理人です。

今回は皆さんお待ちかね「G410シリーズ」の試打インプレッションですよ〜!

 

image_7.jpg

 

まずこの記事で紹介するのは「G410ドライバー」。

ウェイト位置の変更で弾道調整できる「PLUS」と、スライスに悩まれる方向けに開発された「SFT」の2種類が発表されています。

 

例によって、管理人は売る側というよりも買う側の立場でレビューしていきますが、今回のG410シリーズに関しては結構褒めちぎる方向に偏ってしまうかもしれません。

というのも、これまでのモデルに比べると本当にそつがないんですよ。

ウッド類でもライ角調整できるようになったからでしょうか、最初「ん〜」と思ってもライの調整で途端に好結果が出ることが多く、最終的な印象が良くなってしまうということが多々ありました。

 

今作からはフィッティング自体の満足度も以前より高まる気がしますね。

PINGの開発力に改めて驚かされることになったG410シリーズのレビュー、まずはドライバーからお楽しみください。

 

 

G410ドライバー(PLUS&SFT)

 

まず最初に打ってみたのはSFTの10.5度。

これに標準シャフトであるALTA J CB RED Rを指して試打です。

 

image_31.jpg

 

以前からPINGをお使いの人はご存知かと思いますが、「SFT」は「ストレート・フライト・テクノロジー」の略で、普段スライスに悩まされている方でもストレートボールを打てるように設計したよ、という意図が込められています。

 

image_49.jpg

 

また、今作からは当店に増設したシミュレーションゴルフの設備を使って試打していきます。

スピン量やサイドスピン量、打ち出し角、初速など様々な項目を見ることができるため、従来の試打インプレッションより更に説得力の増した内容をお届けできるかと思います。

 

image_29.jpg

 

まず構えた際の印象ですが、前作と殆ど変わってはいませんね。

多少タービュレーターのデザインが変わりましたが、それほど意識するような感じではありません。

 

また、10.5度だと管理人の場合はスピン量が多すぎました。

なので早々に9度に変更してもらったところ、弾道も適正になり飛距離が大幅にアップ。

 

数発打ってまず感じたのは打感・打音の良さですね。これは明らかに向上しているといっていいと思います。

 

もう一つは方向性が大幅に安定したこと。

数値的にはそこまで変わっていなかったはずなんだけどな…と思いながら打っていましたが、よくよく考えてみるとG400ドライバーより体積が10ccも大きくなっているんですよね。

そりゃ「安定感がある」とスマートフォンのメモに書いてあるわけだよなと、この記事を書きながら実感しました(笑)。

 

image_11.jpg

 

ちなみに管理人のミスの傾向は「左(フックが多い)」なので、きちんと自分に合ったものを探してみようと思い、ヘッドを「PLUS」に変更。

 

また、シャフトを元調子の「TENSEI CK PRO ORANGE 60 S」に変えて打ってみたところ、これが大ハマりして260ヤード超えが出ました。

TENSEIですが、とにかく左にいかないです。相当思いきって叩いても出るミスは右側になるので安心感があります。

ミスを気にせずに振れるというのはこういった心理的効果もありますよね。

 

ということで、今回のG410ドライバーを買うにあたって参考にしてほしい情報は以下の通り。

 

【ミスの傾向が右(スライス)の方】

右にしかいかない(ほぼスライスしか出ない)という方は「SFT」一択でOKです。

SFTだけでロフトも9度〜12度まで出せるので、ほぼ大半のスライサーの方に対応できると思います。

 

選択シャフトですが「元」と付いているものは×。

「先」「中先」と書かれているシャフトを選んだ方がよりスライスは減りますね。

 

ヘッドスピードにある程度自信のある方は、少し高くなりますがSpeeder661 EVOLUTION Vがお勧め。

アベレージゴルファーはALTA DISTANZAまたはALTA J CB REDがいいですね。

 

フレックスは今お使いのものと同じでもそれほど影響はないかと思います。

PINGの標準シャフトは硬いものが多いんですが、ALTA DISTANZAとALTA J CB REDに関しては、日本で良く扱われているシャフトとそれほど硬さの違いが無かったので。

 

 

【ミスが左右どちらにも出る方】

この場合はどちらかにミスを偏らせた方がスコアアップに繋がります(戦略も立てやすくなります)。

致命的なミスが出る時が「右」の方は「PLUS」でウェイトの位置をヒール側にするか「SFT」を選びましょう。

一方致命的なミスが「左(大フック)」の方は「PLUS」でウェイト位置をトゥ側にしつつ、ライをフラットにするという対策が効果的かと思います。

 

シャフトの選択は、ひとつ前の項目と多少かぶりますが、右が多めの人は先調子気味のものを選んでください。

左が多めの人はTENSEIがお勧めです。「PING Tour 173」シリーズも良いのですが、これは「棒」のような硬さがあってしなりをかなり感じにくくなるので、相当なハードヒッター向けかなと思います。

TENSEIは価格こそ高いですが、トップできちんとヘッドを感じられますし、適度なしなりもあるので長く使えるはずです。

 

 

【ミスの傾向が左(フック)の方】

これはもう「PLUS」一択です。

その上でライ角をフラットにして、「TENSEI」を装着するのが最も効果的かと思います。

管理人の場合、無駄に力を入れためちゃくちゃな振り方をしない限り左にはいきませんでした。

この結果に相当な安心感を感じたので、ここぞというところでフックが出る方には「PLUS・フラット・TENSEI」の組み合わせがベストと断言します。

 

で、ここまでで話に出てこなかった標準シャフトの「THE ATTAS」ですが、これはいわゆる「万能型」のシャフトになります。

とにかく癖が無いので、フィッティングの際は重宝しそうだなと感じましたね。

G400からG410になり、向上したヘッド性能を純粋に活かしたい、という方にもお勧めできると思います。

 

 

image_10.jpg

 

とまぁ、こんなところでしょうか。

わざわざ東京まで行ってフィッティングイベントを行う、当店のような立場の人間が言うのもアレですが…

ロフトだけでなくライ角も調整できるようになったことで、セルフフィッティングに近いことができるようになったなと感じました。

 

地理的に遠く、なかなかフィッティングに行けない方にとって、ここまで自力調整できる範囲が増えたのはかなり大きいと思います。

「フィッティングをせずに買ってもハズレを引く確率が低くなった」

とでも言いましょうか。

 

ライを調整できるということは「n’Flight」などPINGオリジナルのシミュレーションソフトと組み合わせればより精度の高いフィッティングができるということです。

そういう意味では「PINGでフィッティングしたらスコアが上がった」と言ってもらえる確率が大幅に上がったわけです。

 

本レビューではクラブ性能そのものにあまり言及しませんでしたが、これはロフト・ライの調整で起こった変化がとてもインパクトのあるものだったからだと捉えて頂ければ幸いです。

安定した方向性、心地良い打感と打音、美しいビジュアルと、G400から比べると性能面も十分に正当進化しています。

 

しかし、それ以上に「ライまで調整できると物凄い変わるんだな」というインパクトが大きかった。

「これはフィッティングできない環境の人が買っても満足してもらえる」と感じる部分が多かったため、このようなレビューになりました。

 

恐らくですが、このレビューのみを見てG410ドライバーを購入しても、かなりの方に満足してもらえる結果になると思います。

ロフトやライの調整、さらにウェイト位置の変更と、購入した後で自分好みに変えられる要素が非常に多いからです。

今年はドライバーを新調してスコアアップを目指したい!という方は、是非G410ドライバーを使ってみてください。

 

 

G410 PLUSドライバーの商品詳細ページはこちら!

 

G410 SFTドライバーの商品詳細ページはこちら!


| 1/2PAGES | >>

最近の投稿

カテゴリー

これまでの記事

頂いたコメント

カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

プロフィール

サイト内検索

recommend

recommend

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

このページについて呟く このページをフェイスブックで友達に紹介する