GフェアウェイウッドとG30フェアウェイウッドのフェース素材について。



こんにちは、ゴルフショップオカムラ管理人です。
今回はGフェアウェイウッドのフェースについてです。

このモデルの最大の特徴は以下の2点

 ・リーディングエッジを
   ギリギリまで地面に近づけている


 ・フェース素材を
   カーペンター455スチールに変更


ですが、
リーディングエッジの形状変更はともかく、
フェース素材の変更がどんな効果をもたらすのか、
普通の方にはちょっとわかりにくいのではないかと思います。

まずG30フェアウェイウッドのフェース素材に使われていた

「カーペンター475スチール」

ですが、
実はこちらの方がGフェアウェイウッドに使われている

「カーペンター455スチール」

よりも強度は高いんですよ。

ただ、475スチールで成型した場合はフェース表面の丸み(バルジ&ロール)の再現性が低く、
個々のヘッドでパフォーマンスにばらつきが出やすくなってしまうんです。

つまり

「品質にブレが生じるのは良くない」

という観点から、今回は(微妙な差ではありますが)
475スチールから455スチールに変更されているわけです。




また、フェース面の構造自体にも今回は変更が加えられています。
G30フェアウェイウッドに無く、Gフェアウェイウッドに有る特徴、
それは…

「バリアブルフェースであるか否か」

です。


これは要するに

「フェースの芯の部分を厚く、それ以外を薄く」

する製法でして、
芯を外しても飛距離が落ちにくくするための工夫なんですね。

この機能、G30フェアウェイウッドには導入されていませんでしたが、
Gフェアウェイウッドでは導入されています。

その理由についてはどこにも明言されていないのでわかりませんが、
もしかしたら475スチールでは硬すぎて成型するのが難しかったのかなと…

フェースの丸みを揃えるだけでばらつきが生じるくらいですから、
その可能性はあるんじゃないかなと思っています。


というわけで、
今回のフェース素材の変更は、

 ・芯を外しても飛距離が落ちにくい

 ・個々のヘッドで品質のばらつきが少ない

といった効果をもたらしているわけです。

ゴルフクラブの素材はなんでもかんでも硬ければいいというわけではなく、
軽量で加工しやすく、かつ強度があるという、
矛盾した条件を満たさなければならないんですね。

いかがでしたか?

カタログだけだと前作との変更点が完全にはわかりにくいと思いますが、
当サイトではそれを補完するような形で色々情報を発信していこうと思っています。
よりいっそう、ピンのファンが増えてくれたら嬉しいですね。

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